20150201 COMITIA111に出展します

2015年2月1日(日)開催のCOMITIA111に出展します。
会場はビッグサイト 東5・6ホールです。
gekiponのブースは [東5ホール N-06a] となっています。

gekipon vol.0.1 岸田戯曲賞選評史① -森 慶太 ナンパ師は時代の空気を纏う -水素

一見すると本ではないですが、本です。袋の中に小さい冊子2つと紙が1枚、そしてステッカーが入っています。
先着数名の方にはgekiponのカバーイラストを描いてくださったナスタケオさんのポストカードが封入されています。

「岸田戯曲賞選評史①」 森 慶太

1955年創設と長い歴史を持つ岸田國士戯曲賞、その選評を読みながら、良い戯曲とは何か? を探っていきます。今回はその序章のようなものとなっています。

「ナンパ師は時代の空気を纏う」 水素

かつてナンパ師で、現在はWEBで小説を書かれている水素さんによる、ナンパと物語(フィクション)をめぐる論考です。

頒布価格700円 / 通販価格800円+送料

gekipon vol.0 「累 -かさね-」クロスレビュー 黒田 圭(絶対安全ピン) × 小田 真琴(女子マンガ研究家)

注目のマンガ『累 — かさね—』が持つ魅力 に、「演劇」と「マンガ」二方向の目線から迫ります。
「マンガ」の目線からは女子マンガ研究家の小田真琴さんに少女マンガ・女子マンガの 「演劇もの」の系譜を端緒に『累 —かさね—』について書いていただきました。
一方の「演劇」からは小劇場演劇のフィールドで活動されている劇作家・演出家の黒田圭さん。『ガラスの仮面』をスタート地点にしているものの、その行き先 は「演劇マンガ」を経由して「演劇の伝統と可能性」までつながっています。
どちらのレビューも『累 — かさね—』の魅力に留まらず、マンガや演劇について 新しい発見ができるようなレビューになっています。

頒布価格300円 / 通販価格350円+送料

20150128 Web掲載コンテンツを募集しています

gekiponのWebサイトがなかなかできない理由はただ一つ、掲載するコンテンツが不足しているということに尽きます。
そこでgekiponでは掲載するための文章や絵・漫画などを募集します。

なんでもOK。演劇でなくても、文章でも絵でもOK。

文章はどんなジャンルのものでもかまいません。つまり演劇でなくても良いのです。
劇評でも音楽や漫画・小説のレビューなど、あなたがおもしろいと思う or 興味がある ”何か” について書かれたものであれば何でも歓迎です。 そしてそれは文章でなくても絵や漫画でもウェルカムです。ただ、応募いただく前にgekiponがどういったものを目指しているのか、この文章を読んでからご応募いただけるとありがたいです。

掲載基準があります。でもそんなに難しいことではないです。

応募はなんでもOKですが、さすがになんでもは掲載できないのです。以下のものは必ず掲載できませんので、ご留意くださいませ。

★ 掲載しないもの

応募いただいたものはすべて目を通して、掲載する場合もしない場合も個別にお返事させていただきます。

原稿料お支払いします。

掲載に至ったときには些少ですが、原稿料をお支払いします。なお些少ですのであまり過度の期待はしないでください…
ただし今後、掲載ページへの広告掲載で収益が上がった際には別途(こちらも些少ですが)追加稿料をお支払いします。

応募メールを送る!

つなぐ、見つける、拡張する - gekipon編集長 森 慶太

 ぼくは演劇が、舞台芸術が、映画、小説、マンガ、アニメ、音楽が好きだ。それらはぼくを楽しませてくれる。昨今のインターネットはとても便利で、それらについてたくさんの情報があふれている。でも「たくさん」過ぎて、ぼくにとって楽しめるものを見つけるのは困難に思えるのだ。

 演劇、舞台芸術は特に好きだ。学生の頃は月に2〜3本程度の公演に足を運んでいたと思う。それがどうだろう。最近は月に1度も観劇へ行かないこともある。忙しいということもあるのかもしれないが、「どうしても観にいきたい」と思えば、なんとか時間を調整するし、当日券のために何時間だって並んで待っていられるだろう。

 結局のところ「どうしても観にいきたい」公演が見つからないのだ。そして、見つける時間もないのだ。なぜって、演劇以外にも楽しませてくれるものは「たくさん」あるのだ。例えば今期の注目アニメとか、西島大介の新刊の発売日とか、気になる情報はたくさんあって、「それら」は演劇より情報があふれていて触れやすいから、演劇について情報を集めるのは後回しになってしまっていた。こうやってぼくは演劇へとたどり着かなくなっていた。

 そんな状態でも、ぼくは対外的には「演劇が好き」ということになっているので、演劇をあまり観にいったことがない人に、おもしろそうな公演がないか聞かれてしまうわけだが、うまく答えられるわけがない。だって、ぼくにとっておもしろそうな公演さえ見つからないんだもの。

 どうにかならないものかと、考えはじめたのはいつだったか。けっこう時間が経ってしまったので忘れてしまった。すこしずつ考えて…そして、一旦、至った結論としては、「それら = 映画、小説、マンガ、アニメ、音楽 etc…」と「演劇」をつなげてしまおうということだった。いろんなやりかたはあるけれど、ぼくが考えたのは以下のような方法だ。

「映画、小説、マンガ、アニメ、音楽 etc…」を「演劇」の目線で語る 「演劇」を「映画、小説、マンガ、アニメ、音楽 etc…」の目線で語る

 「演劇」の目線で「マンガ」を語ることで、マンガ好きな人へ演劇が届く。逆に「マンガ」の目線で「演劇」を語ることで演劇好きにマンガが届く。これでいろいろ解決できてしまうではないか!

 ぼくも演劇の情報へとたどり着きやすくなるし、演劇をあまり観たことがない人も演劇へたどり着く可能性が出てくるので、そもそもぼくに「おもしろそうな公演」を聞く必要が無くなる。さらに逆ルートで演劇好きがおもしろいマンガにたどり着くことだってあるだろう。もっと都合良く考えてを広げてみると、創作側にも良い影響があるんじゃないか。観客に「演劇好き」以外の目線が入ることで、創作側も創るものが変わってくるだろう。すると、また新しい、今までの演劇から拡張されたおもしろいものができるのではないか。すごく都合のいい考えだが、期待してしまう。

 「演劇」と「〇〇」をつなげて、「おもしろい」が見つかるように、「演劇」が拡張するように。